KOTOBAYA 雑記帳

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あきらめた夢になぐさめはいらない 14:53
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    福山雅治さんは多才すぎてどうも遠い存在だ。もしも彼が学生時代の同級生だったなら、おそれ多くて一度も話をしないで卒業しちゃうような特別感がある。楽曲もちょっと遠い感じがしてたんだけど、この歌は特別だよ。「あきらめた夢もきっとあるでしょう」というところになると、決まって息ができなくなってしまう。


    震災後、「いざというときは女のほうが強いね」と、よくからかい半分で言われるけれど、そりゃあそうでしょう。女はね、自分の夢をあきらめたり、予定をたがえたりする経験を何度もしているから、逆境に強いんだよ。


    住み慣れた土地を後にするのも、他人のうちに嫁として入っていくのも、さんんざん迷って仕事を辞める決断をするのも、あらかたの女性は経験済みだ。次から次にいろいろな心配事が起こってくるけれど、誰のことも変えられないから自分が変わるしかない。これほど前向きな生きざまはないよね。


    それでもね、女は不幸なんかじゃないんだよ。自分の生きたいように生きることが尊いみたにいわれるけど、誰かのために役立つことに幸せを見いだす生き方だってある。なぜだろう、人は自分のためではなく、誰かのためのほうが、不思議と強くなれるんだ。積み重ねてきたキャリアすらも、家族のためにあっさりと捨てられる、そんな潔さと強さを持ち合わせているんだよ。


    あきらめた夢になぐさめの言葉はいらないよ。ただ、その思いを裏切るようなまねだけは思いとどまったほうがいい。実際、それが一番こたえるんだよね。それでも、結局はそのことさえもゆるしてしまう女たちのことを、主体性がないなんて私は言わせない。



     

    | 音楽のこととか | comments(0) | trackbacks(0) | posted by m-minako - -
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