KOTOBAYA 雑記帳

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疾病利得にハマりそうになって慌てた件 03:08
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    健康だけがとりえだったはずの私が、何を間違えたのかまさかまさかの病気になってしまった。ここのところ疲れやすく調子が悪かったけれど、もともと病院嫌いだし、年度末で忙しくてほっといたらたいへんなことになっていたのだ。ヤバい感たっぷりになったところでようやく受診。そうしたら、大きな病院に行きなさいとのこと。救急車がやってきて搬送先でCTを撮ったら、さらに大学病院しかないということになって再度搬送されることに。
     
    「ちょ、ちょっと待ってください。あした必ず出直してきますから、きょうは帰らせてください」と頼み込むも、絶対に帰すわけにはいかないとドクター。ちょっと行ってお薬でももらってきましょうと思ったのに、帰れないなんてうそでしょう? その上、トイレにも行かせてもらえず導尿されたまま搬送されて、恥ずかしいのなんのって………
     
    大学病院では、もう夜だというのにたくさんの人が私を待ちかまえていてくれた。次から次に検査やら処置やらが待っていて、あげくにCCUに入るハメになった。この間、請けている仕事の後始末だけがひたすら気がかりで、スキをみてCCUのベッド上であれこれ仕事の連絡をしていたら、看護師さんに見つかって叱られてしまった。だって仕方ないでしょう。私にとったら、病気を治すのと同じくらい、仕事をして生活していくことは重大問題なんだから。
     
    結局、18日間を病院で過ごし、まるで何事もなかったように退院してきたってわけ。この間、初めての経験だらけの日々だったけど、ほんと、生きていればいろんなことがあるもんだなあ。気がかりな治療はまだ残っているものの、おかげさまで、劇的ビフォーアフターのようによくなりました。現代の医学ってすごいんだな。これだけ不摂生な生活してるんだから何が起こっても仕方ないと思っていたけれど、実際に病気になってみたら情けないくらい不安だったし、3年前なら助からなかったかもとの言葉にはかなりびびった。
     
    大学病院のみなさんはとっても親切で、やさしくされた経験に乏しい自分にはこそばゆい感じだった。「おはようございます。カーテン開けますね」「ご気分はいかがですか。心配なことがあったら何でも言ってください」なんて、もったいない言葉をかけてもらった。それに、チームで治療にあたってくださったドクターがほんとうにいい方ばかりで、その上おもしろくて、治療のこととか仕事のこととか、不良患者の私の意見をひとつも否定せず受け止めてくださったのが感涙ものだった(うるうる)。
     
    待ち望んでいた退院の日を迎えて、またいつもの日常に戻ったところだけど、あれほど早く仕事に復帰したいと切望していたのに、気がつくと、もういっぺん病気になりたいな、なんて考えそうになっている自分に気づいてかなり慌てる。
     
    いかーん! いったいどうしたんだ、自分。これって疾病利得にはまってしまった証拠じゃん。病気になればみんながやさしくしてくれる、仕事のプレッシャーからも解放される。だけど、それは明らかにこころが病んでいるってこと。いつもの自分を忘れちゃったわけ? いやいや、思いそうになっただけで、まだほんとうには思ってはいないから大丈夫。すんでのところで自分を取り戻せてよかった。ぐちゃぐちゃになった仕事の立て直しから逃げ出したくなっただけだ。やさしくしてもらえることよりも、生きてる実感のほうが百倍いいもんね。さあて、早くばりばり仕事ができる環境に戻さなくちゃ。あたしゃまだまだ終わっていませんよ☆
    | 日常の出来事とか | comments(0) | trackbacks(0) | posted by m-minako - -
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